みなさん、こんにちは!
一歳のベビーの育児に奮闘中の chiyo です。
我が家ではベビーが産後5ヶ月の頃に離乳食を始めたので、スタートからもう半年以上経ちました。
本日は、初期から今までずーっと愛用してきたGerber(ガーバー)社のライスシリアルと、Happy Family Organics(ハッピーファミリーオーガニックス)社のオーツ&キヌアベビーシリアルを紹介したいと思います。
これから離乳食をスタートされる方の参考になれば嬉しいです!
ライスシリアルを知ったきっかけ
救世主的な本!
アメリカでは離乳食としてライスシリアルは一般的に知られているので、出産前からライスシリアルの存在は知っていました。
ですが、Gerberのライスシリアルについて詳しく知ったのはある本を読んだのがきっかけでした。
その本とは、小児科医師であり二人のお子さんの母でもある工藤紀子先生の書いた、
『小児科医のママが教える 離乳食は作らなくてもいいんです』。
本書では、著者が初めて子育てをした時に離乳食作りで大変な思いをした話から始まります。
その後アメリカへ引越し、二人目のお子さんの離乳食スタート時に栄養面にも安全面にも配慮された市販の離乳食の存在を知ることに。
先進諸国では市販の離乳食は一般的という衝撃的な事実を知り、日本のお母さんたちも大変な思いをして離乳食を手作りしなくてもいいという救いのメッセージを発信されています。
私は気休めや慰めで言っているのではなく、子どもの発達のためにも、医学的根拠にもとづき、市販離乳食を使ってほしいと強く願っているのです。離乳食の時期は、疲れもイライラもマックスになる時期。そんな大変な時期に、さらに大変な思いをして離乳食を手作りしなくてもいいんです!赤ちゃんの健康と成長を考えた栄養満点の離乳食作ろうとしてがんばらなくてもだいじょうぶなのです。
離乳食作りから解放されれば、ママの笑顔が増えます。ママの笑顔が増えれば、子どもはもっと笑うようになり、夜もよく眠るようになります。栄養面で不足していたものが満たされて、情緒が安定すれば、元気で賢い子が育ちます。
「はじめに」より
この本を読む前の私は、初めてで慣れない育児にヘトヘトで自分の食事を作る余裕も無く、
『ベビーの離乳食を作るなんて『絶っっっ対ムリ!』
と思い、近々始めなくちゃいけない離乳食にビビりまくっていました。
簡単をうたっている離乳食の本を数冊読みましたが、やっぱりどれも私には難しそう…
そんな時にこの本を読んで、本当にとっても救われました!離乳食を始める事に不安のある方には是非読んでいただきたいです。
そもそもお粥って栄養あるの…?WHOは何て?
本を読んでライスシリアルの良さはわかったけど、日本では本や雑誌、役所の保健師さんなどもみんなお粥での離乳食スタートを勧めているのも事実…
日本とアメリカ以外の他の国での離乳食が気になって、WHOの勧める補完食について調べてみました。
すると、『主食のみで作られたお粥の問題点』というセクションが…。
お粥は、どんな主食からでも作ることができます。小麦粉、すりおろした根菜類、でんぷん質の多い果物をお粥に料理すると、中のでんぷんは、 水を吸収し膨張します。これがお粥のとろみを強くしています。あまりにもお粥のとろみが強すぎると、幼い子どもは食べにくくなります。そのため、お粥をゆるくするために多量の水を加えてしまいがちです。しかし、水でゆるくすると、主食の栄養素をすべて希釈してしまいます。
ゆるいお粥には以下のような問題点があります。
・水っぽい
・エネルギーが低い
・栄養価が低い
スープにも同様の問題があります。栄養に富んだ食品を含んでいるかもしれませんが、水分が多く、薄められています。子どもがお粥やスープをお腹いっぱいに食べても、毎日5回食べても、子どもの栄養必要量を満たせません。
WHOは、この問題の対処法としていくつかの案も提案しています。
・ 比較的少ない水で濃いお粥を作ります。お粥はすすることのできない濃さにしましょう。そしてその濃いお粥はスプーンで食べさせます。
・ 一部あるいは全部の水をミルク(乳汁)と置き換えましょう。
・ 濃いお粥にエネルギーと栄養素をさらに加えるために、たとえば、粉ミルクや砂糖(あるいはマーガリン、ギー)、落花生ペースト(ピーナッツバター)、ゴマペーストを加えましょう。
・ 脂肪や油の多い食品を追加すると、濃いお粥が柔らかく食べやすくなります。
つまり、一般的に日本で勧められている10倍粥は、水っぽいしエネルギーも栄養価も低いので、WHOの挙げている問題点が全て当てはまるのです。栄養価を高めるためのWHOの提案も、日本ではあまり聞かないですよね。
赤ちゃんに大事な栄養、鉄分
一般的なお粥では栄養価が低いので栄養必要量を満たすのは難しいですが、その点ライスシリアルは栄養、特に鉄分がたっぷり含まれています。
どうして離乳食スタート期から鉄分が不足しやすいのか
赤ちゃんの必要とする栄養素の中でも特に大事なのが鉄分です。工藤紀子先生は「鉄を制するもの、育児を制する」とまで仰っています!
生産期で生まれた赤ちゃんは、お母さんのお腹の中にいる間に、体に必要な鉄分を十分に蓄えてから生まれてきます。ですが、この鉄の蓄えは次第に減っていき、生後6ヶ月を過ぎる頃にはほとんど使い果たされてしまいます。
鉄は、血液中の赤血球を構成するヘモグロビンを作っている栄養素。ヘモグロビンが血液中に酸素を取り入れ、脳や筋肉、神経など体の各組織に運びます。
もしも鉄が不足すると体中に酸素を送れない状態、貧血になり、酸欠状態になってしまいます。
そして、体が小さい、ギャン泣きをする、言葉が遅いなどの症状が起こり、この状態が長期間続くと学童期になっても学習能力が低かったり、運動機能の伸びが悪くなる場合まであるとのことです。
鉄分の必要摂取量は?
では、鉄分不足を起こさないように1日に必要な鉄分の量はどれくらいなのでしょうか?
厚生労働省の食事摂取基準からみてみると、
- 推定平均必要量(50%の人が必要量を満たす量)で3.5㎎/日
- 推奨量で男児5.0㎎/日 、女児4.5mg/日
ですが、アメリカの育児サイトなどを見ると、生後7-12ヶ月で1日11mg必要とあります… 日本の倍!?
あまり過剰に摂るのも問題あるかと思いますが、同じ月齢の赤ちゃんでも日本とアメリカで推奨量がここまで違うことを考えると、日本で勧められている5mgは超えても大丈夫そうですね。
では次は、我が家で愛用しているライスシリアルとオーツ&キヌアベビーシリアルの鉄分などの栄養価を見てみましょう!
Gerberのライスシリアルの栄養分
- 鉄分:1食分になんと6.75mg!パッケージに表示されたアメリカの基準では、この1食分で「乳児の1日に必要な鉄分の60%をカバーできる」とされています。こちらからも、上記の通り日本が定める鉄分の推奨量はアメリカの半分程度ということがわかります。
- DHA:1食分に8mg。DHAは魚油などに多く含まれる成分で、脳や目、神経組織の発育や機能の維持に有用とされています。DHAは体内で合成することが難しく、離乳食初期から積極的に摂るのが難しい魚介類に含まれるので、ライスシリアルで摂れるのはありがたいですね。
- プロバイオティクス:プロバイオティクスにはお腹の調子を整える効果があるため、離乳食が始まって便秘になりやすい赤ちゃんには頼りになります。我が家のベビーは今まで便秘になったことがありません!もしかしてライスシリアルのプロバイオティクスのお陰かな?
オーツ&キヌアベビーシリアルの栄養分
- 鉄分:1食分に5mg!ライスシリアルよりかは少ないですが、それでも1食分で日本の推奨量を満たせます。
- タンパク質:1食分に2g!ライスシリアルだと1食分に1gですがこちらは多めで嬉しいです。
- 食物繊維:オーツもキヌアも食物繊維がたっぷりでお通じにいいとされています。
- オーガニックでグルテンフリー:ベビーにはアレルゲンは少しずつ定期的にあげた方がアレルギーになりにくいとのことですが、やっぱり毎日グルテンを含む食べ物をあげるのは個人的に抵抗があるので、グルテンフリーでオーガニックなのは安心できます。
ライスシリアルはヒ素が多い?!
実は、アメリカでここ数年お米に含まれるヒ素の危険性が話題になっています。
お米はアレルギーになりにくいとして離乳食にはライスシリアルが定番になったものの、ライスシリアルを食べた赤ちゃんの尿のヒ素濃度が高いという結果の出た研究もあります。
ヒ素は自然環境中に広く存在している物質で、土の中や海の中にもあるため、私たちの食べるものにも実はヒ素が結構入っています。
ヒ素が入っている代表的な食べ物は米、海藻、海産物。日本人ならいつも食べているものばかりですよね?!汗
それなのにヒ素摂取の危険性についてほとんど耳にしません…。
農林水産省曰く、
食品安全委員会は、日本人が食品を通じて摂取するヒ素に関して、「日本において、食品を通じて摂取したヒ素による明らかな健康影響は認められておらず、ヒ素について食品からの摂取の現状に問題があるとは考えていない」、また、「特定の食品に偏らずバランスの良い食生活を心がけることが重要」としています。
ですが、ヒ素化合物を継続的に多く摂ると、運動機能や記憶力、IQの低下など、幼児の脳の発達に関連しているとされており、また先天性疾患やガン、心臓病、糖尿病のリスク増加も引き起こす可能性があるとのこと。
体の小さい赤ちゃんにそんなに危険そうなヒ素の含まれるライスシリアルを大量にあげるのはやっぱり少し心配…
でもライスシリアルに含まれる栄養素は欲しい…!
という事で私が決めたのは、ライスシリアルとオーツ&キヌアベビーシリアルを1日1食ずつあげること。これでお米に偏り過ぎずに鉄分は十分摂取出来ます!
超簡単!作り方
それでは肝心な作り方をご紹介します。
1. 計る
(写真はオーツ&キヌアベビーシリアルですが、ライスシリアルも同じ作り方です!)
2. ミルク(もしくは母乳か水)を適量加える
3. スプーンで混ぜて出来上がり!
たったこれだけ…!超簡単です!!
メリットとデメリット
かなりオススメのライスシリアルとオーツ&キヌアベビーシリアルですが、一応メリットとデメリットもリストアップしますね。
メリット
- 大切な栄養素がたくさん簡単にとれる
- 作るのが超簡単、数分で準備OK
- 気軽に買い物に行けないコロナ禍でも日持ちするので便利
- 安い!私がいつも購入しているiHerbではライスシリアルは¥509(15gを約15回分)、オーツ&キヌアベビーシリアルは¥388(14gを約14回分)。1食分約¥34と約¥28で大変お手頃な価格です。(1/6/21現在)
デメリット
- 海外産なので国産にこだわる方は向かないかも
- 日本国内でも販売されているが、その場合iHerbよりもだいぶ割高
- iHerbで購入の場合、輸入するので到着まで日数がかかる(それでもいつも最長1週間くらいで到着します!)
- これまたiHerbですが、人気商品なので売り切れが多い… なので在庫のある時にまとめ買いをおすすめします!
どこで買えるの?iHerbで使えるお得な紹介コード
上に書いた通り、私はいつもiHerb(アイハーブ)でライスシリアルもオーツ&キヌアベビーシリアルも購入しています。
iHerbはアメリカからナチュラル系のこだわり商品を個人輸入出来るサイトです。
日本語で購入する事も可能ですし、オーガニックやグルテンフリーなどのこだわり商品をすごく安く販売しています。無料で会員登録でき、日本までの配送はヤマトや佐川急便を選べますし、配達も早いし送料も安いです。
私はiHerbで買い物をするようになってもう10年以上経ちますが、今まで荷物が届かなかったなどのトラブルは全くありません。
私はボディケアやコスメ(超簡単なものしか使いませんが…)、お菓子やドライフルーツの他にも、石鹸や洗剤、愛犬マフィン用シャンプーやダーリン用のヘアジェルまで iHerb で購入するほど愛用しています!
やっぱり普段使うものは、出来るだけ体に害の無い、信頼できるものがいいですよね。
私のカスタム紹介コード HIM922 を入力すると5%割引(iHerb ブランドの製品は 10%の還元!)を受けられますので、ご興味がありましたら是非 iHerb お試しください!
iHerbのライスシリアル購入先はこちら、オーツ&キヌアベビーシリアルはこちらです。
国内でも、ライスシリアルはAmazonなどでも購入可能です。「iHerbで輸入するのは待てない!」という方はこちらからどうぞ。
私はあげたことがありませんが、北海道産のオーガニックオーツ麦を使ったオートミールのお粥も見つけました!
⭐️4.5 (288) ととても高評価で安価なので、とりあえずオートミールを試したい方などに良さそうです。
元気でハッピーなベビーが育つように頑張りましょう!
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