こんにちは!chiyoです。
最近は天気が良くて夏みたいですね!毎日のベビーとの散歩が気持ちいいです。
先日、新型コロナワクチンの接種券優先送付の申請について書いたところ、とても大きな反響をいただきました。
読んでくださってありがとうございます!
「やっぱりみなさんもコロナで色々不安なんだろうなぁ」と思ったので、今回もコロナと基礎疾患について書こうと思います。
私は膠原病の皮膚筋炎(難病)と合併症の間質性肺炎があるので、現在も免疫抑制剤などを飲んで治療中です。
コロナのワクチンについて、「免疫抑制剤を飲んでいるけど大丈夫なの…?」など疑問な事が沢山あるので、色々な専門家の意見を調べてまとめてみました。
病気の治療でお薬を飲んでいてワクチンに不安のある方の参考になれば嬉しいです!
- 今回参考にした国内外のリウマチ膠原病専門家
- 膠原病と新型コロナワクチンについてよくある質問
- 最後に
今回参考にした国内外のリウマチ膠原病専門家
ご存知の通り日本ではまだ医療従事者と高齢者のワクチンが始まって間もないので、日本国内で膠原病などの患者のワクチン接種のデータはほとんど無いと思います。
今回リサーチするにあたって、ワクチン接種がだいぶ進んでいるアメリカとヨーロッパ、そして一応日本の専門家の意見も探してみました。
膠原病といっても種類が多く、自己免疫疾患で一番一般的なのがリウマチのようなので、検索するとリウマチ学会の情報が沢山出てきました。
今回参考にした団体・専門家は以下の通りです:
- アメリカリウマチ学会(American College of Rheumatology, ACR)
- ヨーロッパリウマチ学会(European Alliance of Associations for Rheumatology, EULAR)
- 一般社団法人 日本リウマチ学会(Japan College of Rheumatology)
- リウマチ情報センター「膠原病・リウマチ患者さんのための新型コロナウイルスについてのQ&A」
- 帝京大学医学部内科学講座 リウマチ・膠原病グループ / リウマチアレルギー研究室「リウマチ膠原病患者さんの新型コロナウイルスワクチン接種について」
- 国立病院機構 宇多野病院「新型コロナワクチン接種をどうする?リウマチ膠原病の患者さんに-ヨーロッパリウマチ協会のViewpointから-」
- さとう埼玉 リウマチクリニック「リウマチ・膠原病患者さんの新型コロナウイルスワクチン接種について」
- 石神整形・リウマチクリニック「リウマチなど治療中の方へ 新型コロナウイルス・ワクチン Q&A」
膠原病と新型コロナワクチンについてよくある質問
それぞれの専門家サイトの、新型コロナワクチンについての2021年5月10日現在のよくある質問をまとめてみました。
複数のサイトに似た質問があっていくつかの答えがある場合は、それぞれの答えをリストアップします。
尚、答えは私が翻訳されたものを探したか、専門家ではない私自身が訳したものなので予め承知願います。
また、これらの質問・答えは全て参考のためだけです。
自分も含め、病気を抱えて不安な方がコロナ禍でも少しでも安心して過ごせる様にまとめたものです。
人によって重症化リスクは異なり、感染リスクも感染の流行によって変動します。
こちらの情報だけで判断せず、必ず担当医とよく相談したうえで個人で接種の可否を判断してください。
Q1. リウマチ・膠原病患者は、新型コロナウイルスワクチンを接種すべきか?
A. アメリカリウマチ学会
リウマチ・膠原病患者には新型コロナウイルスワクチン接種を推奨している。一部の膠原病では新型コロナウイルスにかかると重症化してしまうリスクが高いという報告もあるので、新型コロナウイルスワクチン接種を考えるべき。ワクチン接種により病気が再燃する可能性はあり得るが、まだはっきりしたデータは無い。ワクチン接種のメリットのほうが大きいと考えられている。
A. ヨーロッパリウマチ学会
(ワクチン接種は強制ではなく、個人の意志で決めるものである前提で)全ての人にとって、新型コロナウイルスワクチン接種は賢い選択である。リウマチ・膠原病の患者が、新型コロナウイルスワクチン接種を差し控える理由が見つからない。
A. 日本リウマチ学会
「ワクチンを接種するかどうかは、接種のリスクと感染のリスクを比較して決めることになります。
ワクチンを接種すること | |
利点 | 重症化しにくくなる、もしくはしなくなる効果が認められていること 現在までに知られている変異にはすべて対応していること 弱毒生ワクチン(現在開発中)と違いすべての患者で投与が可能であること |
欠点 | ワクチンの種類が今までにないものであること アナフィラキシーなどの重篤なアレルギー反応や局所の強い反応が認められている 今後のウイルスの変異に対応できるかどうかがわからないこと |
新型コロナウイルス感染後、重症化しやすいリスクとしては高齢者、肺気腫などの慢性閉塞性肺疾患(COPD)、慢性腎臓病、糖尿病、高血圧、心血管疾患、肥満があげられます。年齢ですが60歳代の重症化率は30歳代の25倍になると報告されています。
日本リウマチ学会としては新型インフルエンザワクチンと同様にステロイドをプレドニゾロン換算で5mg/日以上または免疫抑制剤、生物学的製剤、JAK阻害剤のいずれかを使用中の患者は他の人たちよりも優先して接種した方がよいとしています。」
まとめ:まだデータが足りないのでリスクはあるが、現時点ではワクチン接種のメリットの方が大きいとされている。
Q2. リウマチ・膠原病患者にはどのワクチンが一番いいの?
A. アメリカリウマチ学会
現在アメリカで接種可能なmRNAワクチンのデータによると、ワクチンの優越は出ていない。そのため、自己免疫疾患患者は打てるワクチンを接種するべき。
A. ヨーロッパリウマチ学会
まだ情報が足りないのでわかりませんが、どのワクチンを打っても、ワクチンを打たないより良いでしょう。
まとめ:現時点ではどのワクチンでも打った方がいいとされている。
Q3. ワクチンを打つことで、膠原病が悪くなったりするのか?
A. アメリカリウマチ学会
COVID-19ワクチン接種後に疾患が再燃するリスクは理論的にはあるが、COVID-19感染症の重症度を考えると、ワクチン接種のメリットは、病気の再燃や悪化の潜在的なリスクをはるかに上回る。現時点では、ワクチン接種後にリウマチ・膠原病が実際に悪化したという報告はまだ無い。
A. ヨーロッパリウマチ学会
ワクチンによるリウマチ・膠原病の悪化はありそうにないが、まだデータが不足している。
A. 日本リウマチ学会
「現在接種されているワクチンがもともとの病気を悪化させるかどうかはわかっていません。一方でもともとの病気が落ち着いていない時のワクチン接種は推奨できないとされています。接種するならば疾患活動性が安定してからが望ましいと考えます。」
まとめ:現時点ではワクチン接種で膠原病が悪化した報告は無いが、可能性はある。断定するにはまだデータが足りない。
Q4. 免疫抑制剤を飲んでいてもワクチンの効果はあるのか?
A. アメリカリウマチ学会
免疫抑制治療をしている場合、ワクチンの効果は他の人に比べて低く短くなる可能性がある。
A. 帝京大学
「COVID-19ワクチンの効果は、免疫調整薬を服用していると低くなると考えられますが、それでもある程度の防御効果は得られます。
他の種類のワクチン(インフルエンザワクチンや帯状疱疹ワクチンなど)に対する患者の反応についてのこれまでの知見に基づくと、免疫系の機能に影響を与える薬を服用している人にはCOVID-19ワクチンの効果が低くなる可能性があります。しかし、だからといってCOVID-19ワクチンが効かないというわけではなく、これらの薬を服用していない人に比べて効き目が弱いだけかもしれません。また、ワクチンの効果が多少劣っていても、入院を必要とする重篤な肺炎などを防ぐことができるかもしれません。」
まとめ:ワクチンの効果が低くなる可能性はある。しかしワクチンが全く効かなくなるわけではなく、感染しても重症化を防げる可能性もある。
Q5. 免疫抑制薬を飲んでいると新型コロナに感染しやすくなるのか?
A. 日本リウマチ学会
「現時点では、免疫抑制薬、生物学的製剤、抗リウマチ薬、ステロイド治療を受けている方がCOVID-19にかかり易くなるというデータはありません。COVID-19にかかった場合に、重症化の可能性が高くなると報告されているのは、糖尿病、高血圧、心疾患、脳血管疾患です。一方、免疫抑制治療の減量・中止によってリウマチ性疾患が再燃する恐れがあります。また、COVID-19の悪化には肺における過剰な免疫反応が関与している可能性も考えられています。したがって、患者さんの状況に応じた対応が必要です。
また、今のところ、注意しなければならない併用薬は示されていません。」
A. 石神整形
「現時点では、免疫抑制薬服用者が感染リスクを上昇させるという報告はされていません。重症化のリスクが上昇することが報告されているのは、糖尿病、高血圧、心疾患、脳血管疾患です。
- 感染症の兆候がない場合は免疫抑制薬、生物学的製剤、抗リウマチ薬、ステロイドは、原則として同じ用量で継続使用とします。
- 感染症(発熱、風邪症状、肺炎、膀胱炎など)を疑った時は、
- ステロイド(プレドニン、プレドニゾロン、レダコート、メドロールなど)は原則同じ用量で飲み続けてください。
- 下に挙げた免疫抑制剤は感染を重症化させるリスクが考えられますので、とりあえず中止していただいてご相談ください。
免疫抑制剤・・・経口剤のリウマトレックス、メトトレキサート、メトレート、プログラフ、タクロリムス、ゼルヤンツ、スマイラフ、リンヴォック、ジセレカ。 注射のエンブレル、エタネルセプト、ヒュミラ、アダリムマブ、シムジア、シンポニー、アクテムラ、ケブザラ、オレンシア」
まとめ:現時点では免疫抑制剤服用者が新型コロナにかかり易くなるというデータは無い。感染症の兆候が無い場合は薬は原則同じ用量で継続するべき。
Q6. ワクチン接種前後で免疫抑制剤やステロイドは継続すべきか?
A. ヨーロッパリウマチ学会
抗リウマチ薬や免疫抑制剤を使っていてもワクチンは打つべき。ただし、リツキシマブ(日本での商品名:リツキサン)を使っている場合は投与タイミングを考慮する必要がある。
A. 日本リウマチ学会
「現時点でステロイドや免疫抑制剤がこのワクチンにあたえる影響はわかっていません。通常のワクチン接種の場合、免疫抑制剤やステロイドを中止・減量することはありません。よって基本的には接種前後で免疫抑制剤やステロイドは変更せず継続すべきと考えます。ただし、リツキシマブ(商品名リツキサン)で治療している場合には、注射時期との兼ね合いを考慮する必要があります。免疫抑制剤やステロイドの治療について具体的にどうするかについては、担当医とご相談ください。」
A. リウマチ情報センター
「基本的に新型コロナウイルスワクチンを接種するときに、関節リウマチや膠原病に関連する薬剤についてはどの薬剤を飲んでいるときにはワクチンを接種することができないということはありませんし、副反応が強くなることも知られていません。
ステロイドやメソトレキサートやタクロリムス、バイオ製剤、Jak阻害薬などの免疫抑制剤と言われている薬剤を服用していると免疫が抑制されていてウイルスに対する抗体ができにくいという心配があります。しかし実際にそれぞれの薬剤でどれだけ効果が減弱するのか、新型コロナウイルスワクチンでのデータがまだありません。
ただしインフルエンザウイルスワクチンを考えると、プレドニンで20㎎/日未満であればウイルスの抗体産生は起こっていますし、メソトレキサートでも抗体の産生が全く抑えられるわけではありません。日本では関節リウマチに用いられないリツキサンは抗体産生を全く止めてしまう強力な薬剤ですが、それでも細胞性免疫は残っていて、やはり接種したほうが効果があると報告されています。リツキサンであってもこのようですから、他の薬剤であれば効果が多少減弱するかもしれない可能性はあっても接種しないよりまし、ということになります。
次にそれではエンブレル、アクテムラ等の注射をしている患者さんはいつワクチンを打てばよいのかということになりますが、これについても意見が分かれており、注射間隔の中日にするというものから同じ日という論文まであります。現在日本では、副反応なのかどうかわからなくなるので、少なくても同日ではない日にワクチン接種すべきというのが一般的です。
アメリカリウマチ学会が2021年3月にタスクフォース(専門委員会)の見解として出したものを次の表で示します。この中でMTX(リウマトレックス)とJak阻害薬(ゼルヤンツ、オルミエント、リンヴォック)、については、ワクチン接種後1週間は服用を避ける、アバタセプト(オレンシア)の皮下注射は前後それぞれ1週間注射を避けるようにとしています。他のバイオ製剤(エタネルセプト、シンポニー、アクテムラ)などについては特に変更しなくて良いとしています。それ以外のリウマチの薬剤については特にワクチンのためにやめたり、注射日を変えたりはしなくてよいとしています。ただしこれはアメリカリウマチ学会の委員会の見解で明確なエビデンス(根拠)があるわけではありません。また委員会の全会一致で決まったことではなく、絶対にこの休薬をしなければ効果がなくなるというものではないと考えられます。日本リウマチ学会も追認しておらず、今後こうした内容もいろいろな研究結果によって変更されていくことが予想されます。」
A. 石神整形
「アメリカリウマチ学会のガイドラインでは、ワクチンの効果を高めるために免疫抑制剤の使用タイミングを調整することが勧められています。しかしこれは必ずそうしなければならないことではありません。
<使用日調整が望ましいとされている薬>
- メトトレキサート・・・各ワクチン接種後1週間は服用しない。ただし病勢がまだ落ち着いておらず1週服用しないだけで関節リウマチが悪化してしまう人はいつもの間隔で服用しても可。
- オレンシア皮下注・・・初回接種の前後1週間は注射しない。
- オレンシア点滴注射・・・オレンシア点滴日から4週間後にワクチンを接種し、その1週間後に次回オレンシア点滴を行う。
- JAK阻害剤(ゼルヤンツ、オルミエント、スマイラフ、リンヴォック、ジセレカ)・・・各ワクチン接種後1週間は飲まない。
- リツキサン、エンドキサンにも推奨あり
<その他の免疫抑制剤(オレンシア以外の生物学的製剤:エンブレル、エタネルセプト、ヒュミラ、アダリムマブBS,シンポニー、シムジア、レミケード、アクテムラ、ケブザラ。プログラフ、タクロリムス)、ステロイド剤(プレドニゾロン、プレドニン、レダコート、メドロールなど)、その他の抗リウマチ薬(リマチル、ブシラミン、アザルフィジンEN、サラゾスルファピリジン、ケアラム)などは使用日の調整は必要ありません。>
ただし、ワクチン注射後に体調がすぐれない場合は上記の薬を少し延期しても良いかもしれません。その場合でもステロイド剤は中止しないで継続してください。
日本リウマチ学会では今のところ上記のような推奨はありません。」
まとめ:一般的に、通常のワクチンの場合は免疫抑制剤やステロイドの中止・減量はしない。新型コロナワクチンでも基本的には薬や用量を変更せず継続するべきだが、リツキサンなど薬によっては調整が推奨されている。主治医と相談が必要!
Q7. リウマチ・膠原病患者は、新型コロナウイルスワクチンにどんな副反応が出るのか?
A. ヨーロッパリウマチ学会
少なくともこれまでの経験では、安全で、インフルエンザワクチンと遜色ありません。心配する必要はないと思われますが、心配な場合はリウマチ科医に相談してください。
A. 日本リウマチ学会
「注射を打った場所の変化(局所反応)と全身的な変化(全身反応)に分けられます
局所反応
80%近い方で痛みが出現します。一部の方では腫れたり赤くなったりしますが、症状は1週間以内にほとんどが消失します。
全身反応
頭痛・全身倦怠感・筋痛・関節痛・悪寒などの症状が3-80%の方で出現しています。若年者で副作用が多い傾向がありました。
アナフィラキシー
緊急認可後のアメリカで接種をおこなったところ、強いアレルギー反応のひとつであるアナフィラキシーが21例出現しました。現時点での発生頻度は100万接種あたり11.1件です。症状は接種後15分以内に出現することが多いため、注意が必要です。
特にアレルギーやアナフィラキシーの既往歴があるかたは担当医とあらかじめご相談ください。」
A. リウマチ情報センター
「関節リウマチの患者さんで新型コロナワクチンの副反応が特に起こりやすいという報告はありません。また副反応による直接の死亡例は極めて稀と考えられます。血栓症を起こすとされるアストロゼネカのワクチンで100万人に4人の発症です。今国内で流通しているファイザーのワクチンで血栓症との関連は知られておらず、死亡率はもっと低いものです。一方でもしあなたが新型コロナに感染すると死亡率は60歳代で1.4%、80歳代では12.3%となります。ワクチンを接種すれば95%以上が発症することがなく、かつ発症しても重症化しないことを考えて、どちらを選択するかを考えてください。」
「関節リウマチや、気管支喘息、薬剤や食品のアレルギーがあるからワクチンの接種はできないということはありません。
リウマトイド因子が高い、抗核抗体が高いといったことは、ワクチンの副反応とは関係ありません。多くの人には何らかのアレルギーがあるのが普通です。ただしアレルギーの中でもエチレングリコールという化粧品などに入っている化学物質にアレルギーをもっている人が起こりやすいと言われています。特に気を付けなければいけない人は、過去のワクチン接種で強いアレルギー反応を示したことのある人、一回目のワクチン接種で強い反応が出た人は、中止も考えたほうがよいでしょう。」
まとめ:現時点ではリウマチ・膠原病患者は副反応が起こりやすいというデータは無い。だがエチレングリゴールにアレルギーを持っている人や、過去にワクチン接種で強いアレルギー反応のあった人は注意!
Q8. 私が使っている薬は、新型コロナの病状を悪化させないでしょうか?
A. 宇多野病院
「ほとんどのリウマチ膠原病の薬は、病状を悪化させることはありません。
現時点では、プレドニゾロン換算で1日10㎎以上のステロイド剤、またはリツキシマブ使用の患者さんは悪化と関係するかもしれないということが報告されているだけです。
(筆者注:新型コロナウイルス感染症の発症を確認した後で、治療薬の調整をすることは通常の対応として行われています)」
まとめ:ほとんどのリウマチ・膠原病の薬はコロナの病状を悪化させることはない。現時点で悪化と関係するかもしれないとされているのはプレドニゾロン換算で1日10㎎以上のステロイド剤、またはリツキシマブ使用の患者。
Q9. ワクチンについて教えてください。
A. 日本リウマチ学会
「新型コロナウイルスに対し使用されているワクチンは大きく分けると2種類になります。メッセンジャーRNAワクチンとウイルスベクターワクチンです。
メッセンジャーRNAワクチンはウイルスが作られるときの鋳型になるメッセンジャーRNAの一部(ウイルス表面のスパイク部分)を取り出し、化学的に合成したものです。体内に入るとウイルス蛋白の一部だけが作られ、免疫応答が起こります。
ウイルスベクターワクチンはウイルスのRNAの一部をアデノウイルスベクターに組み込んで化学的に合成したものです。ベクターは細胞内にウイルスRNAを運びウイルス蛋白を産生させ、免疫応答が生じます。ベクター自体は増殖機能を欠失させているため複製されません。
これらのワクチンはいずれも全ウイルスの形では体内に入らないためウイルス感染の原因になることはありません。」
A. 厚生労働省
「国内・海外において、不活化ワクチン、組換えタンパクワクチン、ペプチドワクチン、メッセンジャーRNAワクチン、DNAワクチン、ウイルスベクターワクチンなど様々な種類のワクチン開発が行われています。
不活化ワクチン、組換えタンパクワクチン、ペプチドワクチンは、不活化した新型コロナウイルスの一部やウイルスの一部のタンパクを人体に投与し、それに対して免疫が出来る仕組みです。
メッセンジャーRNAワクチン、DNAワクチン、ウイルスベクターワクチンは新型コロナウイルスの遺伝情報をそれぞれメッセンジャーRNA、DNAプラスミドとして、あるいは別の無害化したウイルス等に入れて、人に投与するものです。それが、人の細胞に入り、ウイルスのタンパク質を作ることによってウイルスのタンパク質に対して免疫が出来る仕組みです。」
まとめ:新型コロナワクチンにはメッセンジャーRNAワクチン、ウイルスペクターワクチン、DNAワクチンなどがある。体内に入るとウイルスのタンパク質の一部が作られ、それに対して免疫ができる仕組み。生ワクチンではないのでウイルス感染の原因にはならない。
こちらのサイトにワクチンについてもっと詳しく書いてあります ↓
最後に
いかがでしたか…?
すんごい情報量で、まとめた私自身まだ正直いまいち理解できていません(汗)
ただでさえ病気があって不安なのにコロナ禍、それに加えてありがたいけど怖いワクチン…
でも今回リサーチしてわかったメインの事は、ワクチン接種が進んでいるアメリカもヨーロッパも、専門家は「リウマチ・膠原病患者もワクチンを接種するべきだ」と言っていること!
もちろん自分の病気の状態や体調、飲んでいる薬など色々な要素を考えて、接種するか否かを自分で決める必要はあります。
でも、決断するには必ず情報が必要ですし、できるだけ多くの役立つ情報を手に入れたいですよね。
日本で基礎疾患のある人のワクチン接種が実際にいつから始まるのかはまだわかりませんが、それまで引き続き情報を探していきたいと思います。
もう少し頑張りましょう!それでは。
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