ネットでグルテンフリーのレシピなどを探していると、Paleo(パレオ)という言葉をよくみます。
私が参考にしている Wheat Belly ライフスタイルでは、グルテンを含む小麦粉はもちろん、
「グルテンフリー」を売りにして小麦粉の代わりに米粉、コーンスターチ、タピオカスターチ、ポテトスターチなどを含む『junk carbs(ジャンクカーボ)』も避けているのですが、
Paleo のレシピは 基本そういった junk carbs を使っていない様子。
海外のレシピサイトでは junk carbs を含む「グルテンフリー」フラワーを使ったレシピが多いので、これはとても嬉しいです。
(ちなみにこのパレオダイエット、健康的に痩せられるらしく、海外のセレブなどにも人気があるらしいです。)
でも、実際
『Paleo Diet って何なの?』
という疑問は残っているので、この際調べてみることにしました。
パレオダイエット(英語:Paleolithic diet)は西洋のダイエット法で、英語では「hunter gatherer diet(狩猟採集社会食事法)」、「caveman diet(穴居人ダイエット)」とも呼ばれる。日本語では旧石器時代食や原始人食と呼ばれる。旧石器時代(Paleolithic Era)の野草と野生動物を中心とした食生活を真似ることをコンセプトとしている。
パレオダイエットは旧石器時代の食事に立ち返ることを念頭に置き、農耕や牧畜に頼らず、日常的に簡単に入手できる魚介類、鳥類、小動物、昆虫、卵、野菜、キノコなどの菌類、根菜、ナッツ類などを中心とする。旧石器時代には、自然界から容易に入手できなかった穀物、豆類、乳製品、芋類、食塩、砂糖、加工油は原則的には避ける。
「パレオダイエット」『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』(https://ja.wikipedia.org/wiki/パレオダイエット) 2017年5月1日 10:56 JST
ふむふむ…
どうして旧石器時代なのかというと、『人間の身体の進化は旧石器時代に完成している』という説があるらしく、その頃の原始的な食生活が最も人間の身体に合っているとのこと。そして、現代のような加工食品や農耕食品は、人間の身体にとって不自然で望ましくないとのことです。
パレオダイエットでは基本的に
- 肉、卵、魚、野菜、果物、ナッツを食べて
- 小麦などの穀物、豆類、乳製品、砂糖は食べない
だから、変な junk carbs を含まない、グルテンフリーのレシピが多いんですね。
Paleo Diet について実際に調べてみて、「ちょっと面白いコンセプトだな〜」と思いました。
小麦粉を使わないレシピもありがたいですし。
でも…
そもそも、
『人間の身体の進化は旧石器時代に完成している』っていう説からして、私はいまいち信じられません。
単なる私の観察ですが、日本人の若い人たちって、最近すごく外国人みたいなスタイルじゃないですか?
背も高いし脚も長いし、私と一世代も違わないのに、私や同年齢の人たちが彼らの年齢だった時と全体的に体格が違います。その変化が食生活からか住環境からなるものなのかはわかりませんが、何かが身体に変化を起こさせていることは明らかです。
そういった変化も進化のうちに入るんじゃないでしょうか?
もちろん、身長が伸びただけ、と考えると大きな変化ではありませんが、体を容器と考えると、その容器が変われば中身の内臓とかも変化していてもおかしくないですよね。
私は、人間の身体は、変化する環境に合わせていつも最善の状態でいられるように、いつまでも進化し続けるものだと思います。人間に限らず、動物やもしかしたら植物もそうなのかもしれません。
もう一つ私の納得のいかない点が、旧石器時代の500万年くらい前から1万年くらい前までのすんごく長い期間をまとめちゃっているところ。
その何百万年もの間、世界中の原始人たちが同じような食事をしていたとは正直考えにくいです。
それに、パレオダイエットでは肉を結構たくさん食べる人も多いみたいですが、原始時代に、そんなに簡単にお肉を食べられたのでしょうか?今こそスーパーで簡単に色々な種類のお肉が手に入りますが、原始時代の人たちが狩りに行って、現在パレオダイエットの人が食べるほどの量の獲物を毎日捕られたのか… 疑問です。
正直、私が今後真面目にパレオダイエットを試すことはなさそうですが、それでもやっぱり「小麦などの穀物を使わない」という点ではレシピなどの参考になりそうです。これからは『パレオ』の視点からもレシピリサーチして、幅を広げてみようと思います!
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